日経新春杯2020 [出走予定馬短評]
年明け最初のG2で古馬中距離戦線の実力馬が多数集結する日経新春杯。昨年の勝ち馬グローリーヴェイズは、ここを制した勢いで天皇賞春(G1)2着&香港ヴァーズ(G1)制覇の大出世。今年もそれに続く存在が現れるか要注目の1戦。傾向としては、過去10年で4歳馬が7勝&5連対と好成績を残しているのが目立っており、今年も4歳世代が中心となったオッズ形成になってくる。
日経新春杯2020 予想オッズ/レッドジェニアル(2.6倍)
前走・菊花賞(G1)は、勝負所から先頭集団に取りつく場面もあり見せ場十分の6着。3歳春からクラシックの王道ローテで善戦を繰り返しており、世代上位の実力馬といえる存在。京都コースは、京都新聞杯(G2)制覇を筆頭に【2.0.2.1】で適性&実績ともにに文句なし。常にトップクラスの相手と戦ってきた戦績は評価すべきで、相手関係が楽になったG2なら主役級の存在感すらある。オッズは、2倍から3倍台が予想される。
日経新春杯2020 予想オッズ/アフリカンゴールド(4.9倍)
昨年もこのレースに参戦し、上位人気に支持されるも15着惨敗。ただ前走・アルゼンチン共和国杯(G2)で3着好走するなど、1年経って着実に力をつけてきた。近走では先行してラスト3Fメンバー最速級の脚でまとめる形を身につけ、レースぶりも安定感抜群。昨年とは一変した走りが見られるはずで、上位争いに絡む可能性は高い。オッズは、4倍から6倍台が予想される。
日経新春杯2020 予想オッズ/タイセイトレイル(6.5倍)
初G1挑戦となった前走・ジャパンC(G1)では、重馬場を苦にしてまともにレースに参加できず15着大敗。もっとも、そこに至るまで10戦連続で馬券対象を継続する堅実な馬だっただけに良馬場なら前走から一変も可能。近走はアルゼンチン共和国杯(G2)2着など地力強化されており、重賞制覇まであと一歩。成長力のあるハーツクライ産駒で、5歳となった今年こそ飛躍の年にできるか。オッズは、6倍から8倍台が予想される。
日経新春杯2020 [狙い目となる穴馬は?]
日経新春杯2020/メロディーレーン
340kgの超軽量牝馬として菊花賞(G1)に参戦し、大きな注目を集めたアイドルホース。その話題性にとどまらず、レースでは4角から猛然と追い込み5着健闘とステーヤーとしての資質を示す上々の走り。前走・江坂特別(2勝クラス)は、鞍上が勝ちを意識しすぎたぶん早仕掛けとなり4着。今回は前走の反省を活かした騎乗をしてくれるはずで、スタミナが問われる展開になれば馬券対象も狙える能力は秘めている。
日経新春杯2020/マスターコード
立場的には3勝クラスに出走できる条件馬だが、京都芝2400mは【1.1.0.0】で相性抜群。昨年は6走して掲示板を外したのは6着の1度のみ。典型的に相手なりに走ってくるタイプで、近走はラスト3F最速級の上がりを連発しており好調をキープ。ハンデ戦ゆえ軽斤量になるはずで、連対率100%を誇る得意舞台なら格上挑戦でも大駆けが期待できる。