七夕賞2019 [出走予定馬短評]
今年は7月7日当日に行われる福島名物ハンデ重賞、第55回七夕賞。昨年も11番人気メドウラークが勝利して3連単250万馬券になるなど、波乱傾向が強く穴党向きのレース。今年も傑出した存在はおらず、ハンデや展開で容易に順位が変わってきそうなメンバー構成。オッズ的には、好調のロシュフォールを中心に上位人気が形成されてきそう。
七夕賞2019 予想オッズ/ロシュフォール(3.2倍)
前走・新潟大賞典(G3)では、4角15番手から直線一気で勝ち馬に迫る抜群の瞬発力を見せ3着好走。これで6戦連続でラスト3F最速を計測するを圧巻の末脚を使い続けており、まさに充実一途。初重賞制覇に手の届く地力をつけており、脚質的に小回り福島をどう立ち回るかだけがポイントになりそう。オッズは、2倍から4倍台が予想される
七夕賞2019 予想オッズ/ミッキースワロー(5.0倍)
前走・エプソムC(G3)は、2番人気に支持されるも見せ場をつくれず10着大敗。もっとも、苦手な水分を含んだ馬場で行きっぷりが悪く、良馬場なら巻き返し必至。一瞬の切れ味を使えるタイプなので小回り福島も対応可能。G1で2度掲示板確保しているように、ローカル重賞なら地力上位の立場。秋のG1戦線へ向けて、ここはきっちり賞金加算を狙いたい。オッズは、4倍から6倍台が予想される。
七夕賞2019 予想オッズ/タニノフランケル(7.7倍)
前走・鳴尾記念(G3)では、道中スムーズさを欠いて早めに失速し8着。近走は強敵相手に苦戦が続くが、気分良く先行できたときの粘り強さは中山金杯(G3)3着&小倉大賞典(G3)2着で証明済み。初参戦となる小回り福島は、先行力のあるこの馬にとってプラス材料。連敗中でハンデも手ごろになりそうなため、悲願の初重賞制覇も期待できる。オッズは、6倍から8倍台が予想される。
七夕賞2019 [狙い目となる穴馬は?]
狙い目はカフェブリッツ。近走はダイヤモンドS(G3)3着など長距離戦に使われ続けているが、この馬が最も強い走りをしたのは4走前・逆瀬川Sの芝1800mのレース。折り合いに不安のない先行脚質で、小回り中距離戦はこの馬にとってベストな条件という可能性がある。長距離馬のイメージで少しでも人気落ちするようなら、積極的に狙ってみたい存在。