函館スプリントステークス2019 [出走予定馬短評]
毎年函館競馬の開幕週を盛り上げ、夏競馬の本格到来を告げる函館スプリントステークス。今年はG1でも人気を集めそうなダノンスマッシュとタワーオブロンドンの実力馬2頭が登録しており、例年以上にハイレベルなメンバー構成。オッズも、この2強が中心となって形成されてくるはず。
函館スプリントステークス2019 予想オッズ/ダノンスマッシュ(2.5倍)
前走・高松宮記念(G1)では、絶好位で直線を迎えるもそこから伸びあぐね1番人気を裏切る4着。好走歴の乏しい左回りが影響したこともあり、右回りに戻る今回は再出発の1戦。昨年函館での好走をきっかけにスプリント適性を開花させた経緯もあり、洋芝適性は文句なし。秋のG1制覇に向けて好スタートをきれるか要注目。オッズは、2倍台が予想される。
函館スプリントステークス2019 予想オッズ/タワーオブロンドン(4.0倍)
前走・京王杯スプリングC(G2)は、中団待機から直線長く良い脚を使い約1年ぶりの勝ち星。早熟説もささやかれるなか、古馬になっての成長力も示し復活をアピール。芝1400mは3戦3勝と抜群の短距離適性を誇っており、今回の初1200m挑戦は期待が膨らむ。2歳時に洋芝適性も証明しており、懸念材料は斤量58kgだけか。オッズは、3倍から4倍台が予想される。
函館スプリントステークス2019 予想オッズ/リナーテ(8.2倍)
昨年10月にOP入りを果たすと、直近2走は重賞で連続して連対確保しており充実一途。特に前走・京王杯スプリングC(G2)は、牡馬相手に直線叩き合いを演じ2着確保する勝負根性も見せた。ステイゴールド産駒らしい晩成馬が本格化を迎えた印象もあり、2強との斤量差が3kg以上となる今回は逆転の可能性も十分。オッズは、7倍から9倍台が予想される。
函館スプリントステークス2019 [狙い目となる穴馬は?]
狙い目はティーハーフ。今年は年明けのレースから上がり最速を連発する好走ぶりで、前走・高松宮記念(G1)も低評価を覆し掲示板確保するなど絶好調。このレースは2015年に制覇して以降4年連続参戦と熟知した舞台。ここ2年と比較しても今年は明らかに上り調子でローテが組まれており、久々にこの馬らしい直線一気が期待できる状態にある。