金鯱賞2019 [出走予定馬短評]
3月開催にリニューアルされ、3回目を迎えた第54回金鯱賞。大阪杯へのステップレースになったことで近年強豪馬が揃うようになってきたが、特に今年は過去最高メンバーといえる豪華なラインナップ。G1レースといっても過言ではないハイレベルな1戦となっており、オッズも上位拮抗で直前まで変動してきそうな雰囲気がある。
金鯱賞2019 予想オッズ/エアウィンザー(3.1倍)
前走・チャレンジC(G3)は、道中4番手の好位から直線最速の上がりタイムで突き抜ける完勝劇。3歳春以来の重賞挑戦を素晴らしい内容で勝っており、古馬中距離戦線を引っ張っていく存在になりうるポテンシャルを示した。これで初重賞勝利を含み4連勝中。連勝記録を伸ばし、大阪杯の主役に名乗りを上げるか期待が集まる。オッズは、2倍から3倍台が予想される。
金鯱賞2019 予想オッズ/ダノンプレミアム(4.4倍)
2歳時には圧勝続きでG1を制し、クラシック制覇確実とまでいわれた素質馬が約10か月ぶりの実戦復帰。弥生賞(G2)1着後は調整に苦労していたが、今年は年明けから順調に調教を積めている様子。前走・東京優駿(G1)6着は明らかに距離延長の影響もあり、得意のマイルから中距離なら巻き返し必至。強い4歳世代の主役が復活なるか注目が集まる。オッズは、3倍から5倍台が予想される。
金鯱賞2019 予想オッズ/リスグラシュー(6.2倍)
昨秋はエリザベス女王杯(G1)で悲願の初G1制覇。続く香港ヴァーズ(G1)でも、強豪牡馬との対戦をものともせず2着善戦。2歳時からG1戦線で活躍しつづけた実力馬が、5歳を迎え更に充実している模様。全4勝中3勝は2000m以下なので距離短縮もプラス材料。牝馬の枠にとらわれない活躍で大阪杯の有力候補に浮上できるか。オッズは、5倍から7倍が予想される。
金鯱賞2019 [狙い目となる穴馬は?]
狙い目はタニノフランケル。世界的な良血で話題先行の感もあったが、ここへきて重賞で好勝負できるまでに成長。特に前走・ 小倉大賞典(G3)では、ゴール前まで勝ち馬に食い下がる勝負根性をみせる粘り腰を発揮。相手なりに走れそうな脚質と気性があり、スムーズに自分の型に持ち込めば強敵相手でも上位進出を狙える地力はついている。