みやこステークス2019 [出走予定馬短評]
チャンピオンCの前哨戦として重賞格上げされ、今年で9回目を迎えるみやこステークス。JBCダートと開催時期がかぶる影響もあり毎年G1級の出走馬は少ない傾向にあるが、今年はフェブラリーSを制したインティを筆頭に3歳勢からも実力馬が多数登録。例年以上に豪華なメンバー構成となっており、師走の本番に向けて見逃せないレースとなっている。
みやこステークス2019 予想オッズ/インティ(2.4倍)
前走・帝王賞(G1)は、直線早めに失速して見せ場のない6着敗戦。ただ距離延長に加え地方の重馬場という厳しい要素が重なっており、参考外にしていい1戦。地方のダートは適性が乏しいようだが、中央では7連勝中。特に京都の軽いダートなら2戦2勝で、2着につけた着差は計15馬身という圧勝続き。今回こそG1ホースらしい貫禄の走りを見せてくれるはず。オッズは、2倍台が予想される。
みやこステークス2019 予想オッズ/ワイドファラオ(5.2倍)
ダート転向初戦のユニコーンS(G3)を快勝すると、続くオーバルスプリント(G3)でも2着好走。地方特有の小回りで逃げ馬こそ捕えきれなかったが、重賞連勝中のヤマニンアンプリメにはきっちり先着し改めてダート適性の高さを示し続けている。芝G2勝ちをしているようスピード勝負なら望むところで、馬場の軽い京都替わりもプラス材料。ここでダート戦線の主役級に名乗りをあげるか期待が集まる。オッズは、4倍から6倍台が予想される。
みやこステークス2019 予想オッズ/スマハマ(5.8倍)
前走・名鉄杯(L)では、スピードの違いでハナに立つとラスト3Fメンバー最速の脚でまとめる完璧な走り。強敵の揃った東海S(G2)でも3着実績があるようにOPクラスでは別格といえ、いつでも重賞を勝てる地力をつけている。有力馬たちと比較すると斤量面で恵まれており、今後自由にローテを組むためにも賞金加算は必須の立場。今回勝負気配が最も強いのはこの馬か。オッズは、4倍から6倍台が予想される。
みやこステークス2019 [狙い目となる穴馬は?]
みやこステークス2019/スワーヴアラミス
前走・オークランドRCT(3勝クラス)では、勝負所から捲り気味に進出すると直線でぐんぐん後続を突き放し6馬身差圧勝。いままでは善戦タイプで勝ちきれなかったが、今夏の2連勝で競走馬として明らかにひと皮むけた印象。長く良い脚を使え、自分から動けるタイプで展開不問なのは魅力。初重賞挑戦で相手関係は一気に強化されたが、本格化した現状ならここでも好勝負可能とみる。
みやこステークス2019/リアンヴェリテ
前走・白山大賞典(G3)は、4角手前から早々に手応えがなくなり7着敗戦。ただ明らかに距離が長すぎて失速しており、距離短縮される今回は確実に変わってくるはず。OPクラスで5馬身差勝ちしているように、ハマった時の強さは重賞級。逃げ馬ゆえに同型馬との兼ね合いがポイントになるが、すんなり先手がとれるようなら大駆けもありえる。