【京都大賞典】2020 予想オッズ/出走予定馬短評
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京都大賞典2020 [出走予定馬短評]
ジャパンカップや有馬記念へのステップレースとして、長距離路線の有力馬が始動戦に選ぶことの多い京都大賞典。近年では中距離志向が強く手薄な面子になることも多かったが、今年はフルゲートに加えてG1を狙える実力馬が揃い踏み。例年以上に注目度の高いメンバーが揃っており、秋のG1戦線を占ううえでも要注目の1戦となった。
京都大賞典2020 予想オッズ/キセキ(2.8倍)
前走・宝塚記念(G1)は、道中最後方から捲り気味に進出すると、直線でも勝ち馬に次ぐ末脚を使って2着好走。従来の先行力を活かす競馬から一転し、3歳時のような末脚を活かす競馬でも結果を残せたのは大きな収穫。凱旋門賞(G1)以降に崩していた調子もようやく上向き。脚質自在で立ち回れる術を身につけており、久々のG1制覇に向けて秋初戦の好発進を期待したい。オッズは、2倍から3倍台が予想される。
京都大賞典2020 予想オッズ/キングオブコージ(5.6倍)
前走・目黒記念(G2)は、4角15番手からラスト3F最速の末脚で鮮やかに突き抜ける快勝。斤量面の恩恵があったとはいえ、久々の重賞挑戦もあっさり突破して年明けから破竹の4連勝中。晩成血統が開花しており、競走馬として完成期に入ってきた。今回は初めて斤量も57kgで、相手関係も今までになく手強い面子。ここも連勝で通過するようなら、いよいよG1奪取も現実味を帯びてくる。オッズは、4倍から7倍台が予想される。
京都大賞典2020 予想オッズ/グローリーヴェイズ(7.6倍)
香港ヴァーズ(G1)制覇で評価をあげて挑んだ前走・宝塚記念(G1)は、全く見せ場なく敗れる17着。たもっとも、半年ぶりの太目残りに加え、重たい馬場を苦にしていた印象もあり参考外にできる内容。昨年も秋初戦はこのレースから始動して1番人気6着と苦汁をなめたレース。今後は古馬王道ローテが予定されているだけに、海外G1ホースとして参戦する今年はきっちり巻き返してほしいところ。オッズは、5倍から9倍台が予想される。
京都大賞典2020 [狙い目となる穴馬は?]
京都大賞典2020/ダンビュライト
今年は2戦して天皇賞春(G1)9着&宝塚記念(G1)9着と目立つ成績ではないが、どちらも積極的な先行策で見せ場は作っており、G2ならまだ勝ち負けできる能力は維持している。2019年の京都記念(G2)制覇&京都大賞典(G2)2着と京都コース長距離重賞での好走歴豊富で買い材料十分。休み明け初戦から走れる鉄砲実績もあり、少しでも人気落ちするなら狙ってみたい1頭。
京都大賞典2020/バイオスパーク
前走・函館記念(G3)では、中団待機から4角先頭に並びかける正攻法の競馬で3着好走。初重賞挑戦を堂々たるレース運びで結果を残しており、今後に向けて期待が膨らむ上々の走り。【4.8.3.8】の成績が示すように2着が多いタイプで、過去にも昇級戦で大負けは少なく相手なりに善戦できるタイプ。今回は初のG2出走となるが、展開次第で上位争いに加われる地力は持っている。