カペラステークス2019 [出走予定馬短評]
ダート短距離路線の充実を図るべく2008年に創設され、今年で12回目を迎えたカペラステークス。昨年のコパノキッキングによる豪快な直線一気は記憶に新しいが、近年ではキタサンミカヅキやスノードラゴンなど高齢馬の上位入線が目立っているのも特徴。今年も牡牝問わず幅広い世代のスピード自慢が揃っており、予想しがいのある楽しみな1戦となった。
カペラステークス2019 予想オッズ/コパノキッキング(2.1倍)
昨年の勝ち馬が連覇を狙い今年も参戦。前走・JBCスプリント(G1)は、ゴール寸前で勝ち馬の猛追を受けクビ差2着。ただ先行馬総潰れの厳しい流れの中、道中3番手から自分から勝ちに行く積極的な走りで最も強いレースをしたと評価できる内容。今回斤量58kgとなるのは懸念材料だが、藤田菜七子騎手の中央重賞初制覇への期待度も高く1番人気濃厚か。オッズは、2倍台が予想される。
カペラステークス2019 予想オッズ/ゴールドクイーン(4.5倍)
前走・JBCレディスクラシック(G1)では、軽快にハナをきると直線でも二枚腰を使い2着好走。3着以下は6馬身以上離しており、ダート短距離路線ならG1級の能力があることを証明した。混合戦でも2走前・ながつきS(OP)で逃げて5馬身差圧勝を演じており、G3クラスならスピード上位。同型馬との兼ね合いがポイントになるが、すんなりハナをきれれば簡単には止まらない。オッズは、3倍から5倍台が予想される。
カペラステークス2019 予想オッズ/タテヤマ(9.2倍)
昨年このレースで初重賞挑戦して4着と健闘。その後は馬券に絡めないレースも多く苦戦が続いたが、前走・室町S(OP)は4角手前から早めに動き出す積極性で2着と復調の兆しあり。中山ダート1200mにおいてパイロ産駒は回収率が高く、血統的にも馬券妙味十分。舞台適性のあるこの条件なら、相手強化された今回も上位争いに加わるチャンスはある。オッズは、7倍から9倍台が予想される。
カペラステークス2019 [狙い目となる穴馬は?]
カペラステークス2019/ドリュウ
前走・霜月S(OP)は、4角最後方から先頭集団を猛追して0.4秒差の6着。勝ち負けには持ち込めなかったが、このクラスでも乗り方次第で勝てる手ごたえを掴む上々の内容。近走はどんな展開でも終いの脚はしっかりしており、末脚不発がないのは大きな武器。先行争い激化で追い込みが決まることも多いレースのため、展開次第で馬券内に飛び込んでくる場面もありそう。
カペラステークス2019/ヒザクリゲ
前走・東京盃(G2)こそ行き脚がつかず8着惨敗しているが、今年は6戦して【3.1.1.1】と充実一途。特に1勝クラスから3連勝で昇級してきた内容は圧巻で、重賞3戦目でクラス慣れが見込める今回は前進必至。小倉&福島で好走が多いように、右回り小回りはこの馬にとってベストの条件。マイペースで先行できれば、今回の相手関係でも十分に勝機はある。