チャレンジカップ2019 [出走予定馬短評]
12月阪神開催の芝2000mにリニューアルされて今年で3回目を迎えるチャレンジカップ。距離延長したことで有馬記念へのステップレースにも選択されるようになり、今年も粒ぞろいの好メンバーが集結。鞍上にデットーリ騎手を確保したギベオンの注目度が高くなりそうだが、上位陣の実力は拮抗しており展開次第で波乱もありそうな1戦となっている。
チャレンジカップ2019 予想オッズ/ギベオン(4.0倍)
昨年末の中日新聞杯(G3)で初重賞制覇をきっかけに今年の飛躍が期待されたが、鳴尾記念(G3)4着や毎日王冠(G2)7着などG1前哨戦で結果の残せない状態。善戦こそしているがワンパンチ足りない現状に、今回デットーリ騎手の騎乗が実現。NHKマイルC(G1)2着など将来性を期待されていた素質馬だけに、天才ジョッキーのエスコートでどんな走りをするか注目せざるをえない。オッズは、3倍から4倍台が予想される。
チャレンジカップ2019 予想オッズ/ロードマイウェイ(5.7倍)
今年6月に1勝クラスを勝ち上がったばかりの馬が、怒涛の4連勝で前走はポートアイランドS(L)を完勝。そのレースぶりも好位先行から直線メンバー最速級の脚でまとめる隙のない走りを続けており、いよいよ本格化を迎えた雰囲気あり。今回は距離延長で未勝利の2000m挑戦が懸念材料となるが、心身ともに成長した現状なら杞憂に終わる可能性も高い。オッズは、4倍から6倍台が予想される。
チャレンジカップ2019 予想オッズ/ブレステイキング(6.8倍)
前走・レインボーS(3勝クラス)は、好位先行策から直線も危なげない走りで押しきる盤石の内容。立場的にはOP入りしたばかりだが、3歳時にはセントライト記念(G2)4着実績もあり重賞で通用する地力はある。レース運び安定感もあり、相手なりに走れる堅実なタイプ。強く追えるムーア騎手との相性も良さそうで、初重賞制覇に向けて期待大。オッズは、5倍から8倍台が予想される。
チャレンジカップ2019 [狙い目となる穴馬は?]
チャレンジカップ2019/トリオンフ
2018年8月小倉記念(G3)を制した後は故障で長期休養に入り、今回は約1年4ヵ月ぶりの復帰戦。屈腱炎明け初戦で通常なら見送る一手だが、今回の相手関係なら実績的にも頭1つ抜けた存在。鉄砲駆けの利くこの馬なら、いきなり善戦してくれそうな期待感がある。中間追切でも軽快な動きを披露して本数を消化しており、鮮やかな復活劇も現実味を帯びる。
チャレンジカップ2019/ゴーフォザサミット
近走は天皇賞秋(G1)11着など上位争いに絡めない苦しい状況。3歳時の青葉賞(G2)を勝って以降は8戦連続で馬券対象から遠ざかっているが、そのいずれもがG1&G2で一線級相手に戦ってきた結果。今回は久々にG3クラスの相手関係となり、相対的に着順が浮上する可能性は高い。ハーツクライ産駒の4歳馬で衰える年齢ではなく、近走着順で少しでも人気落ちするなら狙いたい存在。