セントライト記念2019 [出走予定馬短評]
菊花賞へ向けて春の実績馬と夏の上がり馬が激突する第73回セントライト記念。今年のメンバー構成を見渡すとG1ホース不在に加えて、抜けた存在もおらず予想難解の混戦模様。また抽選対象にも有力馬が含まれており、その結果次第で上位人気も変わってきそうな状況。オッズは、複数の出走馬が単勝10倍を切る差のない並びとなってくるはず。
セントライト記念2019 予想オッズ/リオンリオン(4.5倍)
前走・東京優駿(G1)は、積極策のハイペースで逃げるも直線粘り切れず15着。ただ主戦騎手が騎乗停止になる不運もあり、これが本来の力でないのは明らか。脚質的に小回り中山替わりはプラスで、現状の前が止まらない馬場状態も大きな追い風。今回はこの馬を知り尽くした鞍上に戻っており、菊花賞を見据えた鮮やかな逃亡劇に期待したい。オッズは、3倍から5倍台が予想される。
セントライト記念2019 予想オッズ/ニシノデイジー(6.4倍)
前走・東京優駿(G1)では、後方待機から直線内からしぶとい伸びをみせ5着善戦。先行馬有利の馬場状態を考慮すれば、着順以上の強さを示した上々の内容。不振を脱するきっかけを掴んでおり、成長力のある血統面からも秋の飛躍が期待できる。重賞2勝と実績面では頭1つ抜けており、力通り走ってくれれば勝ち負け濃厚な存在。オッズは、5倍から7倍台が予想される。
セントライト記念2019 予想オッズ/ザダル(7.4倍)
前走・プリンシパルS(L)は、先団追走からラスト3F33.7の末脚でまとめる盤石の走りで快勝。これでデビューから無敗の3連勝、いずれもタイム差なしの僅差の争いを制して類まれな勝負根性を発揮している。血統的な地味さも手伝って人気薄が続いたが、無敗でダービーTRを制した実力は本物。秋初戦の今回はさすがに上位人気に支持されてきそう。オッズは、6倍から8倍台が予想される。
セントライト記念2019 [狙い目となる穴馬は?]
狙い目はランフォザローゼス。前走・札幌記念(G2)では、一線級の古馬相手に14着シンガリ負け。ただ道中の行きっぷりが悪く4角を迎えるころには競馬をやめており、この大敗を理由に評価を落とすべきではない。中山コースは連対率100%を維持している相性の良い舞台で巻き返し必至。前走は明らかに叩き台の1戦と割り切るべきで、少しでも人気を落としてくるようなら積極的に狙いたい存在。