宝塚記念を制するのは状態絶好のこの馬!
宝塚記念へ向けて各馬が最終追い切りを終えて出走態勢を整えてきています。今年の出走馬は12頭と少頭数になりましたが、それでもレイデオロ・キセキ・アルアイン・リスグラシューをはじめG1馬6頭の豪華メンバー。果たして上半期の総決算を制するのはどの馬となるのでしょうか。暑さも気になってくるこの時期、追い切りの動きから各馬の状態をチェックしておくことも重要です。
調教評価 S G1連勝へまさに最高潮
アルアイン 栗東坂路 53.8 39.2 25.2 12.3 馬なり
最終追い切りは感触を確かめる程度の調整でしたがそれでも終いまで走る気に満ちた走りを見せて状態の良さをうかがわせましたが、1週前には同じ坂路で50.8 37.6 24.9 12.6と自己ベストを更新する好時計をマーク。理想的な調整をこれまで通りのパターンでこなしてきており、皐月賞・大阪杯に続いてのG1制覇へまさに状態は文句なしといったところ。上半期最後の大一番へ向けて最高潮の仕上がりと言って良さそうです。距離は1F伸びて2200mとなるだけに終い甘くなる心配もありそうですが、状態の良さでカバーできるのであればG1連勝も現実味を帯びてくるのではないでしょうか。
調教評価 A 渾身の仕上げで惜敗続きに終止符を
キセキ 栗東CW 67.1 51.9 38.0 11.8 馬なり
最終追い切りではラスト4Fから一気に加速してラスト1F11秒台と鋭い脚を見せたキセキ。その前の日曜に坂路で53.3 37.9 24.6 12.3、1週前にはCWコースで65.9 51.2 37.3 11.6と、ともに速い時計を出して気合を注入してスイッチが入ったのでしょうか、この1週でまさにトップコンディションまできっちりと持ってきた感があります。昨年秋の天皇賞からG1での惜敗が続いてはいますが、この宝塚記念で終止符を打ち、タイトルを手にすることができるのか。この春のG1は不利にも泣いた川田騎手が上半期最後のG1で笑顔を見せることができるのかにも注目が集まります。
調教評価 A ダービー馬復権へ確かな手応え
マカヒキ 栗東坂路 50.6 37.2 24.6 12.5 G前追う
大阪杯4着後も放牧には出さずに栗東での調整を続けてきたマカヒキ。5月末から徐々に調整のピッチをあげると最終追い切りでは坂路自己ベストを更新する50.6をマーク。2年半以上も勝ち星から遠ざかっている2年前のダービー馬が久々の勝利を手にすることができるのか、それが可能な好状態にはあると言えそうです。持ち前の末脚が活きる展開になってくれば強いマカヒキを久々に見ることができるのではないでしょうか。
この他にもリスグラシューは海外遠征帰りながらに活発な動きを見せておりB評価は必要なところ。もう1頭の海外遠征帰りのレイデオロに関しては藤沢厩舎の馬だけに相変わらず強い調教はないものの、動き自体は悪くなくコース4F追い中心の調整にパターンを変えてきている点には注目ということでB評価を。他では最終追い切りが芝コースとなっている点が気になるものの動き自体は悪くないスワーヴリチャードまでをB評価ということにしたいと思います。
それでは今週はこの宝塚記念で美味しい的中馬券をきっちりと手にしてしまいましょう!