東京新聞杯2020 [出走予定馬短評]
毎年古馬マイルG1戦線での活躍を期待される好メンバーが集結する伝統のG3レース東京新聞杯。昨年の勝ち馬インディチャンプは、このレース勝利を契機にその年のマイルG1を2勝する大躍進。今年もそれに続くような馬が現れるか要注目。ただ今年は傑出馬不在の大混戦模様。展開次第で多くの馬にチャンスがあり、オッズは幅広く分散されてきそうな雰囲気がある。
東京新聞杯2020 予想オッズ/レッドヴェイロン(4.3倍)
前走・キャピタルS(L)は、不良馬場を苦にしつつも直線でしっかり脚を伸ばし2着確保。進路取りにスムーズさを欠いても勝ち負けに絡んでおり、着順以上に評価できる好内容。通算成績【4.5.2.1】と抜群の安定感に加え、東京マイルはNHKマイルC(G1)3着と実績十分。初重賞制覇は時間の問題といえる地力をつけており、久々の重賞挑戦でも上位争いする可能性大。オッズは、3倍から5倍台が予想される。
東京新聞杯2020 予想オッズ/プリモシーン(5.4倍)
昨年後半は府中牝馬(G2)15着&マイルCS(G1)11着、本来の走りからはほど遠く不完全燃焼の内容。もっとも昨年5月ヴィクトリアマイル(G1)でタイム差なしの2着実績があるように、調子さえ戻ればG1級の能力があることは明らか。前走後はここを目標にしっかり乗り込まれており、調子も確実に上向き。凡走のない東京マイルなら復活の走りが期待できる。オッズは、4倍から7倍台が予想される。
東京新聞杯2020 予想オッズ/ヴァンドギャルド(6.7倍)
条件戦3連勝で一気にOPクラス入りを決めており、目下絶好調。その内容面も、好位で脚を溜め直線メンバー最速級の脚でまとめる完勝続き。3歳春時点では善戦止まりのレースが続いたが、ひと夏を超えて急激に成長した走りを披露している。今回は近走から一気に相手強化された試金石の1戦。この内容次第ではマイル界の新星誕生となるかもしれない。オッズは、5倍から8倍台が予想される。
東京新聞杯2020 [狙い目となる穴馬は?]
東京新聞杯2020/レイエンダ
このレースに2年連続で参戦し昨年は8着。ただ当時は不調が続いた時期でもあり、復調したうえで相手関係も楽になった今年は大きく前進してくるはず。エプソムC(G3)制覇&富士S(G3)2着実績があり舞台適性にも不安なし。人気先行の良血馬であっさり負けてしまう面がある買い難しいタイプだが、スムーズなレース運びさえできれば直線突き抜けても何ら驚きはない。
東京新聞杯2020/シャドウディーヴァ
前走・常総S(3勝クラス)では、先行策から4角先頭に並びかける盤石のレース運びで快勝。3歳時にクラシック王道ローテを歩んだ素質馬だけに条件戦では、格違いを見せつけた走り。近走のレース運びから一変し好位先行できたのも大きな収穫。今回は距離短縮し初マイル挑戦となるが、どの位置からでも競馬ができるようなった現状なら意外な適性を発揮してくれる可能性も十分にある。