キーンランドカップ2019 [出走予定馬短評]
サマースプリントシリーズ第5戦として洋芝巧者がスピードを競い合う第14回キーンランドカップ。毎年WASJシリーズ期間に行われる重賞として、多彩なジョッキーたちの競演も見どころの一つ。今年は高松宮記念で1番人気に支持されたダノンスマッシュや前年の覇者ナックビーナス、千直王者ライオンボスの参戦など多彩な実力馬が揃っており、例年以上に豪華なメンバー構成となっている。
キーンランドカップ2019 予想オッズ/ダノンスマッシュ(2.5倍)
昨年このレースに参戦して2着好走した後は、重賞連勝して一気にスプリント界の中心にまで成長。抜群の洋芝適性も示しており、この路線の主役として今年は前年以上の結果を残す可能性が高い。前走は禁止薬物騒動の影響で直前に競争除外となり、今回は仕切り直しの1戦。スプリンターズSでの悲願のG1制覇へ向けて、前哨戦で負けていられない。オッズは、2倍台が予想される。
キーンランドカップ2019 予想オッズ/タワーオブロンドン(5.4倍)
初めて芝1200mに挑戦した前走・函館スプリントS(G3)では、完全に前残りの流れとなり上がり最速の脚で追い込むも3着どまり。ただ悲観する内容ではなく、一度1200mの流れを経験している今回は前進必至。札幌コースは2歳時に好走を繰り返した相性の良い舞台。G3なら実績上位となる格上の立場なだけに、スプリント路線で新境地を開けるか要注目。オッズは、4倍から6倍台が予想される。
キーンランドカップ2019 予想オッズ/アスタペガサス(6.8倍)
前走・函館スプリントS(G3)は、スローの影響で逃げ馬を捕え損ねるも後続の追撃をきっちり抑えて2着好走。これで芝1200mでは【2.2.0.0】となり、抜群のスプリント適性を発揮。洋芝でも連対率100%を維持しており、舞台適性ならメンバー屈指の存在。3歳馬ゆえ斤量53kgで走れるのも大きな追い風。3歳代表として、古馬撃破に大きな期待がかかる。オッズは、5倍から8倍台が予想される。
キーンランドカップ2019 [狙い目となる穴馬は?]
狙い目はライオンボス。今年5月に初芝1000m挑戦すると、そこから怒涛の勢いで3連勝している快速馬。もともとダート馬だったこともあり、力のいる洋芝は問題なし。200m距離延長やコーナーワークなど未知数な部分は多いが、勝ち癖のついている今の充実具合ならあっさり克服する場面も容易に想像できる。