平安ステークス2019 [出走予定馬短評]
帝王賞を視野に入れた有力馬や勢いのある若い世代が集結し、毎年激戦を繰り広げている第26回平安ステークス。この時期のダート中距離には大レースがなく実力馬が出走することも多いが、今年もその例に漏れず粒ぞろいの好メンバーが揃った印象。人気の中心は昨年末東京大賞典(G1)を制したオメガパフュームとなり、以下重賞実績豊富な馬たちが続く形になる。
平安ステークス2019 予想オッズ/オメガパフューム(2.9倍)
前走・フェブラリーS(G1)は、序盤で強引に位置を取りに行ったぶん直線失速し10着。やはりこの馬にはゆったり構えられる距離が合っており、マイルでの敗戦は参考外扱いできる。2000m前後の距離では抜群の安定感を発揮しており、メンバー唯一国内G1タイトルを持つ馬として負けられない立場。帝王賞へ向けて好発進なるか。オッズは、2倍から4倍台が予想される。
平安ステークス2019 予想オッズ/チュウワウィザード(3.6倍)
昨秋に条件戦を脱して急激に力をつけると、そこから重賞3戦【2.1.0.0】の好成績。唯一敗戦した2走前・東海S(G2)でも、現ダート王者インティをゴール前追い詰める脚をつかい2着と負けて強しの内容。どの位置でも折り合えるセンスと末脚不発のない堅実さを備えており、凡走する姿は考えにくい。ここを勝って一気に帝王賞の有力候補に浮上できるか要注目。オッズは、3倍から5倍台が予想される。
平安ステークス2019 予想オッズ/サンライズソア(6.5倍)
昨年このレースの勝ち馬が連覇を狙い今年も参戦。前走・フェブラリーS(G1)は、得意の形に持ち込めない苦しい展開ながらも6着に踏ん張る上々の内容。昨年末からの大レースでも好走を続けており、G1タイトルに手が届きそうな地力をつけてきた。京都ダート複勝率100%と相性が良く、今の充実具合なら連覇達成の可能性も十分にある。オッズは、5倍から7倍台が予想される。
平安ステークス2019 [狙い目となる穴馬は?]
狙い目はハイランドピーク。前走・マーチS(G3)は直線の大失速で16着敗退するも、このレースは過去に大敗している相性の悪さで度外視できる内容。今までは育成の観点からも若手騎手を起用してきたが、今回は武豊騎手を起用。鞍上の絶妙なペース配分でスムーズに先行できれば、逃げ残りを狙える実力はある。ここ2戦の大敗と相手強化のおかげで今回オッズも落ちつき配当妙味十分。