クイーンステークス2019 [出走予定馬短評]
札幌開幕のオープニングを彩る牝馬同士の世代を超えた1戦、第67回クイーンステークス。近年の勝ち馬にもディアドラやアエロリットなどG1ホースがずらりと並んでおり、秋以降の牝馬戦線に大きな影響を与える注目レース。今年は粒ぞろいのメンバーが揃ったことに加え、5年ぶりにフルゲートとなりそうで激戦必至。1番人気には、洋芝実績のあるミッキーチャームが支持されてきそう。
クイーンステークス2019 予想オッズ/ミッキーチャーム(2.5倍)
昨年の秋華賞(G1)2着で頭角を表すと、今年に入って阪神牝馬S(G2)で初重賞制覇を飾るなど牝馬路線なら上位に位置づけられる実力馬。昨年の函館&札幌の北海道シリーズでは3戦3勝で、洋芝適性ならメンバー屈指。先行力が活かせる札幌ならこの馬の能力が最大限に発揮できる得意舞台。前々の位置取りからあっさり押し切る場面を容易に想像できる。オッズは、2倍から3倍台が予想される。
クイーンステークス2019 予想オッズ/サトノガーネット(6.9倍)
前走・五稜郭S(3勝クラス)では、4角10番手から強烈な末脚で追い込み快勝。ハナ差での勝利だったが、スローの前残り展開だったことを考慮すれば着差以上に強いといえる好内容。この夏の連勝で良血馬がいよいよ本格化してきた雰囲気があり、鞍上人気なども加味すれば重賞挑戦でも上位人気に支持されてきそう。オッズは、5倍から7倍台が予想される。
クイーンステークス2019 予想オッズ/メイショウショウブ(8.0倍)
前走・優駿牝馬(G1)は、4角手前から手応えが怪しくなり17着大敗。ただ直線の失速具合から距離が長すぎたのは明白で、度外視してもいい内容。デイリー杯2歳S(G2)2着やNZT(G2)2着実績があるように、マイル前後の距離ならいつでも重賞を勝てる能力がある。3歳牝馬で斤量51kgとなるのも大きな追い風で、距離短縮してきた今回は巻き返し必至か。オッズは、7倍から9倍台が予想される。
クイーンステークス2019 [狙い目となる穴馬は?]
狙い目はダノングレース。2連勝で挑んだ前走・福島牝馬S(G3)は、4角先頭に並びかける積極的なレースで3着善戦。久々の重賞挑戦となったが堂々たる競馬をしており、展開次第ではより際どい勝負に持ち込めた上々の内容。近走ではどの位置からでも上位争いできる堅実さを身につけ成長著しい。新馬勝ちを飾った相性の良いコースで、初重賞制覇も視野に入っている。