2020/1/12開催「シンザン記念(G3)」に向けて、現時点での出走予定馬から注目度の高い有力馬達の動向と状況をチェックしていきます。
シンザン記念2020 [1週前出走予定馬]
馬名 | 性齢 | 想定騎手 | 調教師 |
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サンクテュエール | 牝3 | 未定 | 藤沢和 |
ゼンノジャスタ | 牡3 | 田中健 | 浅見 |
タガノビューティー | 牡2 | 和田 | 西園 |
ディモールト | 牡2 | 未定 | 角田 |
プリンスリターン | 牡2 | 未定 | 加用 |
ル-ツドール | 牝3 | 原田和 | 藤岡健 |
■2019/12/21現在
シンザン記念2020 [注目馬考察]
シンザン記念2020出走予定馬/サンクテュエール
新馬快勝後、一息入れて臨んだ前走のアルテミスステークスが12キロ増。見た目に太さはなく、すべて成長分と捉えていいだろう。レースではしっかりと折り合いをつけて完璧な競馬。これは勝ったリアアメリア(阪神JF1番人気)を褒めるべきで、この馬も高い素質は証明した。フェアリーステークスではなく、シンザン記念を選んだのは桜花賞を見据えて、長距離輸送を経験するため。陣営の期待値は高い。
シンザン記念2020出走予定馬/タガノビューティー
ペースが流れたことで差し脚が生きる展開になったとも言える、前走の朝日杯フューチュリティステークスだが、初芝であそこまでの脚が使えたことには驚きしかなかった。血統的にはダートベターは間違いないが、同産駒アジアエクスプレスとよく似たタイプか。ここも上位争い。
シンザン記念2020出走予定馬/プリンスリターン
朝日杯フューチュリティステークスは、15番人気5着と大健闘。3~4角で少しスムーズさを欠いたことも確かだが、力を示すことはできた。ここまで掲示板を外したのは、出遅れて競馬にならなかった3走前のすずらん賞だけ。全体的に地味な印象は拭えないが、重賞でも勝ち負けできるレベル。
シンザン記念2020出走予定馬/ルーツドール
兄がGI2勝馬のフィエールマンという良血。牝馬ながらも520キロ超とかなりの大型馬だが、見た目はスラッとしていて、鈍重さはまったく感じさせない。新馬戦も軽く仕掛けた程度で、後続に5馬身差だった。キャリア不足の懸念も、重賞での走りが見たい馬。
シンザン記念2020出走予定馬/ディモールト
ダート1400mで新馬勝ちは、いかにも父ヘニーヒューズの影響が強いが、母オールザットジャズは福島牝馬(芝1800m)連覇を含む、芝6勝のキャリア。2戦目で思ったほど動けなかったところを見ると、新馬は力の違いで勝ち上がっただけで、本質的には芝の方が合うのではないかという気も。穴なら。
シンザン記念2020[今後の動向]
ジェンティルドンナ、アーモンドアイはこのレース快勝を皮切りに、3冠牝馬に。今年も有力牝馬が出走してくるだけに注意したい。