2019/11/16開催「東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)」に向けて、現時点での出走予定馬から注目度の高い有力馬達の動向と状況をチェックしていきます。
東京スポーツ杯2歳ステークス2019 [1週前出走予定馬]
馬名 | 性齢 | 想定騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|
アルジャンナ | 牡2 | 川田 | 池江 |
カトゥルスフェリス | 牝2 | ルメール | 藤沢和 |
コントレイル | 牡2 | ムーア | 矢作 |
ショウナンバレリオ | 牡2 | 津村 | 池添兼 |
ダーリントンホール | 牡2 | ビュイック | 木村 |
ラインベック | 牡2 | 福永 | 友道 |
リグージェ | 牡2 | 未定 | 木村 |
■2019/11/2現在
東京スポーツ杯2歳ステークス2019 [注目馬考察]
東京スポーツ杯2歳ステークス2019出走予定馬/アルジャンテ
新馬戦は前半1000m通過が65秒2。ゆったりと流れたこともあり、レース序盤から3角付近まで行きたがる素振りを見せていたが、鞍上の川田騎手が今後を見据えてガッチリと折り合いに専念。勝負所から外を進出し、直線では軽く気合をつけた程度であっという間に抜け出した。ラスト3Fが11.5-11.1-11.4の決め手勝負。いかにもディープらしい瞬発力だった。クラシックを当確させたい。
東京スポーツ杯2歳ステークス2019出走予定馬/ラインベック
父ディープインパクト、母アパパネの3冠馬同士の配合。全兄2頭(モクレレ・ジナンボー)は晩成型だが、こちらは新馬→中京2歳ステークス連勝と仕上がりの早さも。そしてその2戦はともに渋った馬場。若干インパクトに欠けたのは、おそらく馬場の影響。パンパンの良馬場ならもっと切れる可能性がある。3連勝でGIへ。
東京スポーツ杯2歳ステークス2019出走予定馬/ダーリントンホール
札幌2歳ステークスは、好位のインで流れに乗れていたが、勝負所で前から下がってくる馬を捌き切れず、窮屈な形に。結局このロスを挽回できず、最後は脚を余し気味の3着。内容としては強い競馬はしていた。大型馬ということもあり、広いコースの方が合うタイプ。今回は鞍上にゴドルフィンの主戦ビュイック騎手。
東京スポーツ杯2歳ステークス2019出走予定馬/ショウナンバレリオ
母ウインデンファーレがそうだったが、産駒も新馬から動けるタイプが多く、この馬も例にならって新馬戦を快勝。細身で瞬発力がありそうな馬体は母譲り。追ってから頭が高くなる感もあったが、しっかりと押し切ってみせた。ここも後ろが牽制し合う展開になれば、再度逃走劇があっても驚けない。
東京スポーツ杯2歳ステークス2019出走予定馬/リグージェ
新馬戦はスタート後手に加えて、前半1000m通過が61秒9のスロー。さらに直線では追い出しを待たされるロスもあったことも踏まえれば、ハナ・クビ差とはいえ辛勝ではなく、完勝に近い。調教ではそれほど動けていなかったが、実戦に行けば上がり33秒0の末脚。非凡な瞬発力を証明した。スムーズな競馬なら重賞でも通用の器。
東京スポーツ杯2歳ステークス2019[今後の動向]
クラシック登竜門ともいえ、17年ワグネリアンを筆頭にGI馬がズラリ。今年も素質馬が揃った。