高松宮記念2019 [出走予定馬短評]
現役屈指のスピード自慢が集い、春のG1戦線の開幕を告げる第49回高松宮記念。昨年の最優秀短距離馬ファインニードルが引退し、今回は新たな現役最強スプリンター決定戦といった模様。人気の中心は、強い4歳世代からダノンスマッシュとモズスーパーフレア。そこに歴戦の古豪たちが続いていくオッズ形成になってきそう。
高松宮記念2019 予想オッズ/ダノンスマッシュ(2.4倍)
前走・シルクロードS(G3)では、先行馬にとって厳しい流れの中、直線早め先頭から突き抜ける正攻法の競馬で完勝。これで重賞2連勝、特にスプリント路線に専念してからは【3.1.0.0】と抜群の距離適性を発揮。親子2代の新スプリント王誕生の可能性も高い。鞍上・北村友騎手にとっても初G1制覇なるか要注目。オッズは、2倍台が予想される。
高松宮記念2019 予想オッズ/モズスーパーフレア(2.9倍)
前走・オーシャンSは、好スタートを決めると直線全く脚色が衰えず鮮やかな逃げ切り勝ち。抜群のゲートセンスとハイペースをものともしない持久力を見せており、スプリンターとしての素質が完全に開花した印象。距離の融通性が乏しいためタフな中京適性にやや不安は残るが、新鞍上・武豊騎手がどんなエスコートをするか要注目。オッズは、2倍から3倍台が予想される。
高松宮記念2019 予想オッズ/レッツゴードンキ(6.8倍)
昨年のこのレース2着馬が今年も参戦。7歳を迎えて全盛期こそ過ぎた感もあるが、前走・阪急杯(G3)でも見せ場たっぷりの2着。あらゆる条件下で凡走のない安定感は健在。芝&ダートG1で常に上位争いをしており、実績面では他のメンバーを圧倒。勝ちきれない面はあるもの、連複系の馬券では外せない存在。オッズは、5倍から8倍台が予想される。
高松宮記念2019 [狙い目となる穴馬は?]
狙い目はティーハーフ。過去2回参戦している高松宮記念(G1)では2017年16番人気4着、2016年14番人気6着と前評判を大きく上回る激走ぶり。今年は淀短距離S(L)3着・シルクロードS(G3)3着でいずれも上がり最速の脚を使っており、過去の臨戦過程より好調を維持しているのは明らか。展開面の追い風さえあれば、直線一気で高配当の立役者になってくれるはず。