東海ステークス2020 [出走予定馬短評]
フェブラリーSへ向けた重要なステップレースに位置づけられる東海ステークス。例年は中京コースだが今年は京都での変則開催。昨年の勝ち馬インティを筆頭に近年このレースの好走馬が本番で結果を残しており、その関連性の高さからも見逃せない1戦。メンバー構成を見渡しても本格化を迎えた5歳世代の実力馬が複数揃っており、ダート界を盛り上げる新星誕生なるか注目が集まる。
東海ステークス2020 予想オッズ/インティ(2.3倍)
昨年2月には7連勝でダート界の頂点に立ったものの、その後は期待されたほどの結果は残せず4連敗中。ただ前走・チャンピオンズC(G1)では、積極的にハナをきって主導権を握ると直線でも見せ場たっぷりの3着好走。久々にこの馬らしい先行力が戻っており、復調の気配を感じさせた。昨年はこのレースを制した勢いでG1制覇まで至っており、今年もその再現なるか。オッズは、2倍台が予想される。
東海ステークス2020 予想オッズ/エアアルマス(5.8倍)
ダート3戦3勝の勢いで挑んだ前走・武蔵野S(G3)は、勝負所から早々と手応えが怪しくなり11着大敗。明確な敗因はないにせよ、過去3戦の勝ちっぷりからするとこれが本来の能力でなかったことは明白。芝レースも含め【2.2.0.1】と相性の良い京都に替わるのもプラス材料。巻き返しが期待される今回こそは凡走が許されず、この馬にとって正念場の1戦となる。オッズは、4倍から6倍台が予想される。
東海ステークス2020 予想オッズ/スマハマ(6.9倍)
昨年もこのレースに参戦して3着好走。その後は体調が整わず順調さを欠いたが、復帰後もOPクラスで格上の存在感を示しており重賞級の能力があるのは明らか。2走前・みやこS(G3)はオーバーペースの逃げをうって直線失速してしまったが、マイペースで先行できる展開に持ち込めば初重賞制覇は目前。3歳時から期待された素質馬が今年の飛躍をかける注目のレースとなる。オッズは、5倍から8倍台が予想される。
東海ステークス2020 [狙い目となる穴馬は?]
東海ステークス2020/キングズガード
前走・チャンピオンズC(G1)は、トップクラスのメンバーを相手にラスト3F最速タイムで5着善戦。前有利の流れのなか唯一後方集団から先頭に迫る末脚を繰り出しており、9歳を迎えても元気いっぱい。近走は7戦連続して人気以上の着順となっており好調をキープ。追い込み一辺倒の脚質なのは難点だが、前が早くなる流れになれば豪快な直線一気が決まる可能性も十分にありそう。
東海ステークス2020/コマビショウ
前走・ベテルギウスS(L)は、完全に前残りのスローペースで11着。この馬にとって不向きな展開で敗因は明白なため、度外視しても良い結果。昨年9月から連勝でOP入りを決めたように、近走は終いの脚がしっかりしており本格化の兆しがある。今回、久々に主戦の和田騎手に手綱が戻るのも好材料。ハマれば重賞でも上位争いできる地力は備えており、鞍上の乗り方次第では大駆けも期待できる。