2019/12/15開催「朝日杯フューチュリティステークス(G1)」に向けて、現時点での出走予定馬から注目度の高い有力馬達の動向と状況をチェックしていきます。
朝日杯フューチュリティステークス2019 [1週前出走予定馬]
馬名 | 性齢 | 想定騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|
ウイングレイテスト | 牡2 | 松岡 | 青木 |
エグレムニ | 牡2 | 松若 | 加用 |
サリオス | 牡2 | ムーア | 堀 |
タイセイビジョン | 牡2 | 武豊 | 西村 |
トリプルエース | 牡2 | ビュイック | 斉藤崇 |
ビアンフェ | 牡2 | 藤岡佑 | 中竹 |
プリンスリターン | 牡2 | 原田 | 加用 |
ペールエール | 牡2 | マーフィー | 安田隆 |
マイネルグリット | 牡2 | 国分優 | 吉田 |
ラインベック | 牡2 | 福永 | 友道 |
ラウダシオン | 牡2 | ルメール | 斉藤崇 |
レッドベルジュール | 牡2 | スミヨン | 藤原英 |
■2019/11/28現在
朝日杯フューチュリティステークス2019 [注目馬考察]
朝日杯フューチュリティステークス2019出走予定馬/サリオス
先週の京都2歳ステークスを快勝し、無傷の3連勝としたマイラプソディ。そして牝馬では阪神ジュベナイルフィリーズで人気の中心となるウーマンズハート。今年の2歳は牡馬牝馬問わず、ハーツクライ産駒が当たり年とも言えるが、真打とも言えるのがこの馬。前走のサウジアラビアロイヤルCは、4ヶ月ぶりの実戦。単勝1.5倍は過大評価とも取れたが、終わってみれば従来のレコードを0秒3更新する1分32秒7で完勝だった。上がり33秒1も強烈。ここも通過点か。
朝日杯フューチュリティステークス2019出走予定馬/タイセイビジョン
京王杯2歳ステークスは、函館2歳ステークスでは後塵を拝したビアンフェに雪辱。レースレコードとなる1分20秒8で、2馬身差をつける完勝だった。やはり広いコースでこそのタイプ。阪神コースで新馬勝ちとすでに経験している利も大きい。距離延長ももちろん◎。武豊騎手が喉から手が出るほど欲しいタイトル。成就なるか。
朝日杯フューチュリティステークス2019出走予定馬/レッドベルジュール
今年は牡馬牝馬問わず、とにかく無敗馬が多いが、この馬も新馬→重賞連勝の無敗馬。デイリー杯2歳ステークスは6月以来の競馬で、28キロ増。しかし終わってみればインから鮮やかに抜け出しての快勝だった。すべて成長分と捉えていいだろう。混戦向きのタイプで、GIでも素質は互角。
朝日杯フューチュリティステークス2019出走予定馬/ビアンフェ
夏以来の実戦となった京王杯2歳ステークス2着。上手くペースを落として勝ちパターンに持ち込んだが、勝ったタイセイビジョンの末脚に屈する形に。しかしこれは目標にされたこと、そして機動力を生かす競馬が合うだけに適性の差が出ただけとも言える。この馬も24キロ増は成長分。逃げに固執するタイプではなく、自在に立ち回れる強みも魅力。
朝日杯フューチュリティステークス2019出走予定馬/プリンスリターン
父ストロングリターンで、鞍上が原田和真騎手。御世辞にも派手な血統、鞍上とは言えないが、函館2歳ステークスではビアンフェ、タイセイビジョンに続く3着。距離が延びたききょうステークスでもしぶとい勝負根性を示した。久々に現れたロマン派。とにかく応援したい。
朝日杯フューチュリティステークス2019[今後の動向]
無敗馬が激突。牝馬同様、牡馬も今年の2歳はレベルが高い。上位馬は間違いなく、来春のクラシックでも注目だろう。