セレクションセールとJRAの関係 | 本気競馬
本気競馬コラム

2015年7月21日(火)更新

セレクションセールとJRAの関係

column

今年もセレクションセールが開催され、次々と来年デビューを期待される若駒が落札されている。

お馴染みの大物オーナーの落札も相次ぐ中、はじめてセリの結果をご覧になられた方は「え?」と思う落札者がいることにまず気付くであろう。

そう『JRA日本中央競馬会』である。

このセレクションセールやサマーセールといった新ひだかの静内で開かれるセールの主催者は日本軽種馬農業共同組合であってJRAとは何等関係のない団体。言ってしまえば主催者にとってJRAはお客様であるだけに文句はないだろうが、ではJRAが馬主をやっているのかといわれればそれはまた別の問題。

ピンフッカーと呼ばれるものだが、JRAはこれらセールで購入した馬を自身の施設である北海道の浦河と宮崎にある育成牧場で調教を施す、そして育てた馬を毎年4月に行なわれるJRA主催のブリーズアップセールで売却するのだ。

勿論、その際の売却額はセレクションセールで購入した時の値段よりも高く、時には倍になることも。

しかもこのブリーズアップセールで購入された馬は、トレセン入厩時に恩恵を受けられたりするので、オーナーはほれほれとこのブリーズアップセールで値段が跳ね上がった馬を購入してしまうのだ。

つまりのところJRAは馬券売上げ以外にもピンフッカーでも儲けているということになる。

まあ特にこれ自体、企業努力というか営利活動をしているだけに問題はないように思われるが、JRAを支える馬主・オーナーにとっては腹立たしいこととなるかもしれない。

あくまでもこのセールは「競り」である、1声毎に10万円以上価格がつり上がる。例えば、一般のオーナーが自分が欲しいと思う馬に声を上げたとする。そこへJRA職員が声をあげて競り合いが始まったとする。

そりゃ金を持っている方が強いのだから、里見・金子といった超大物オーナーでない限りは予算オーバーでお目当ての馬を買えなくなってしまうわけだ。

JRAさえ競り合わなければ手に入れられた馬、どうしても欲しいならばその倍額でブリーズアップセールで購入しなければならない。

つまりオーナーはJRAに追加料金を支払うようなものだ。これはいかがなものだろうか?

そもそもJRAとは馬券を買う競馬ファンがいて、馬を提供するオーナーがいるからこそ成り立つ。

そのオーナーの購買活動を邪魔していいものなのかどうなのか。

セリの主催者や、生産者からすればどんどんやりあってくれということになるだろうが、オーナーとJRAとの関係においてはこれは悪化の一途だろう。

実際に、某大物オーナーが、セリの際中にJRA職員へ向けて『邪魔するな』と罵声を飛ばすというようなこともあったことは記憶しているが、それは最もな行為である。

というわけで、JRAのセリ市での爆買いは、生産者にとっては有難くとも、オーナーにとってはいい迷惑である。

そこでこんな提言をしたいのだがいかがだろうか?

JRAはセリ市においてはまず声をあげない。そして、主取りとなった馬の中から、再上場をかけて競り落とす。明文化しなくてもいいがこういった暗黙のルールさえあればオーナーも納得するだろう。

そもそもJRAが競走馬を育成しているのは研究活動のためであって営利活動のためではない筈である。それならば売れ残った馬だろうが、別に構わないのではないだろうか?

今、新規に馬主になろうという人材が減ってきていることが中央でも地方でも危惧されてきている。

JRAは自ら数少ないオーナーに傷を負わせるようなことは避けるべきである。


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